"ドラム"の記事一覧

何某かの歴時に当て嵌まる装飾音の一例

 扨て今回は、1994年発売のスウィング・アウト・シスター(以下SOS)のアルバム『The Living Return』に収録される「Low Down Dirty Business」という楽曲を例に、表題に見られる《装飾音》やそれに付随する話題を語って行く事に。

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太陽生命CMハンドダンスに学ぶ

 扨て、今回は趣向を少し変えて、リズム面について語ろうかと思います。本当なら属七の多義的解釈に伴う和声方面の話題やらをもっと進めたいのでありますが、まだまだ先は続くので、偶には息抜き程度の話題も必要であろうかと思い、今回は先述の様にリズムの側面を語ろうと思うのです。

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参連符ト伍連符之良好ナ相性ニ氣付ク

 最近の左近治の文章、慶應や明治生まれの人の様な字使い始めて読み辛ェ!とお思いの方もいらっしゃるとは思いますが、近代文化へのリスペクトを込めて態とこうした表現を用いております(笑)。  それはそうと、3のリズムに5を乗っけたり、逆に5を3でノる!というのは非常に多くあるモノでして、少し前も5連符について語ったモノでしたが、今回は更…

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ヴィニー・カリウタ再考察

 先日、ツイッターでも呟いていたヴィニー・カリウタに依るジョン・パティトゥッチの1stアルバム収録の「Baja Bajo」のイントロのドラム・フィルの譜例を今回あらためて取り上げる事にしたのは、アクセス数も好評の様なのでブログとして掲載しておいた方がいいだろうと思ったからであります。結構前にも語っていたことがあったんですが、その時は譜例…

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バズ・ロールの打ち込み

扨て、骨休み企画として今回はDAWにてマーチング・ロールの打ち込みを施す際のMIDIイベント編集などのtipsなどを載せておこっかな、と思っております。春なのでこーゆーのもたまにはイイかな、と思ってですね、いっつも少々小難しい楽理ネタばっかりじゃ嫌忌されてしまいかねないと思いサービス精神をごくたまに披露せねばなるまいと根性腐った左近治が…

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ドラムの音像上下感

え~、6月にリリースする予定の曲でヤン・ハマー某の曲を制作していたワケですが、そちらについては追々語る予定でして、その曲を作っている過程で用いたドラムの音をどうせならこの際アップしてみるか!と思い立ち、久方ぶりにドラム関連の話題を語ろうかな、と思います。

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漬けマグロ

先のデモ曲でのとりあえずキック・サウンドについて語ってみようかなと思うワケですが、左近治自身は引き締まったマットな音を好むので、先の曲でもそのような音にしているのでありますが、この手の音だと自分自身が好きな音のせいかノリが出てくると言いますか、それは打ち込みにおいても心地良く挑める、というのがありましてああいう音にしていたというワケです…

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ジェフ・ベック・ライヴの「Scatterbrain」から学べるもの

扨て、前回はUKZについて多少辛辣な感想を述べた左近治でありましたが、あの手の出音を素直に受容できない照れ隠しみたいな所もあるのですが(笑)、四分半拍半(=半拍半の半分)という32分音符を巧みに操るドラミングなどはやはりバンドとして醍醐味の一つなのかもしれません。ただ、ややもすると飛び道具的でサーカス・バンドみたいになりかねませんが(笑…

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ツイン・スネア

チョット前にNHK BS-hiにて東京JAZZ 2008をやっていましたっけ。2日目は見なかったんですが(笑)。 今年のTV放送のシメは何を持ってくるのかと期待していたら、やってくれました!「Come On, Come Over」。この曲、左近治がベースを始めた時の練習フレーズのひとつでして、実に懐かしく感じました。それに加え、い…

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ドラムのチューニング大丈夫!?

以前にもドラムのチューニングの音程の合わせ方は詳しく解説しましたが、図解での説明はなかったので文章だけだと判りづらかったかもしれません。 ま、つまるところ下図のように、中心を片方の手の人差し指で印鑑を押印する位の力で押さえながら、リムのチューニングボルトから1インチほど内側を、もう片方の手にスティック持ってコンコンと軽く叩いてみる…

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「釣り」をドラムにフィードバック (逆もアリ)

下野正希氏と東原力哉氏。両氏とも私にとっては非常に尊敬できる人物であります。下野氏の方がやや軽妙であるものの、共通するのは関西の人であり、優しさが満ち溢れているという所でしょうか(笑)。 プロとしての門外不出のイロハは両氏とも有しているはずですが、一般的に見ればその領域というのはあまりの遠くかけ離れているものの、礎があるからこそそ…

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ロールの打ち込み

ダブルストロークの妙味。ロール全てがダブルストロークなワケではありませんが、大抵はダブルで済ませます。打ち込み全盛のDAW環境となると実際の楽器の奏法を知らずに音だけで判断して味気なく打ち込んでしまっていたりする人だって多いでしょう。見たり触れたりしたことの無い楽器の音ですら一応は手に入る世の中がいけないのか!?決してそうではないですけ…

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ドラムあれこれ

藤井学のキックっぽい音を作ろうとアレコレ思案していた左近治。径の小さめのベードラですね。まあ、彼の場合スネアのチューニングはもとよりシズル感も実にイイ音出してくれるドラマーのひとりではありますが。 藤井学の場合、リード楽器に「吸い付く」ような歌心を備えた感じで、強権発動タイプの東原力哉やデニス・チェンバースのようなそれとはまた違う…

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スネアのイヤぁ〜な余韻を撃退

ソコまで嫌わなくてもイイじゃないか!と仰る方も存在するとは思いますが、左近治はなるべくマットでドライな音のスネアの音が個人的には好きであります。 とはいえドラム音源の中には潤沢なほどに付加されている残響やスネアそのものの長〜い余韻の音に出会ったりするものです。 「こんな音、使い物にならねぇ!」とばかりに断を下すのは簡単(笑)…

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生々しいハイピッチ・スネア

ココん所、ウォルター・ベッカーのCircus Money収録の某曲を制作していたので、たまにはダブ風レゲエタッチの曲でもヒマつぶしに作ってみようと思い、今回のサンプルはレゲエ。 Easy20Reggae.mp3 この手のスネアの音だと、実際にはかなりEQやらでも弄っているワケですが、余韻を切りきれていないとコンプのセッティン…

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さらにタイトにStudio Tight Kit

今回は、EXS24mkII用のドラムキット「Studio Tight Kit」のスネアの音をとことんタイトにしてみようと思いエディットしてみることに。 middle90s.mp3 サンプルのデモは完全ベタ組miMIDIです(笑)。 この手の音となると元音と比較してもある程度大胆なEQセッティングが必要になるものの、一番…

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EXS24mkII Studio Tight Kit編集

今度はドラムの音の編集に関して。 StudioTight_MIO_DSP.mp3 今回使っているのはEXS24mkII用のStudio Tight Kitを選んでMetric Haloの+DSPのプラグインだけを用いて加工することがテーマ。 サンプルのアンサンブルはローズのドラムのみとなっていて、ローズのフレーズはAp…

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息抜きガス抜き

スネアのシズル感が大好きな左近治は、ロールを持ちいてもきちんと打楽器感がある音(ドラム音源)を好みます。 Crunch.mp3 音の善し悪しだけでいえば、ベロシティー・レイヤーの少ない単発系でも魅力ある音というのはありますが、やはりソコをどうにか細かいタッチで味付けしたいというのが本音。 ただ、実際には非常に小…

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