"ベース"の記事一覧

シンセ・ベースとベース・シンセの代表曲

 今回は、シンセ・ベースが楽曲を彩っているタイプの好例となる代表曲をいくつか取り上げようという試みであるのですが、表題の「シンセ・ベース」と「ベース・シンセ」とはどう違う物なのか!? という所も多いに疑問を抱かれるかと思いますので、先ずはそちらから説明して行く事にします。

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ベース・フレージングの逸脱に伴う唄心

 扨て、今回はウォーキング・ベースでの逸脱フレージングに依る物ばかりではない「逸脱」を視野に入れ乍らも、そこに「唄心」を伴う様なフレージングを心掛ける事を前提に例を挙げて語っていこうかと思います。

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Carousel / Lifesignsを聴いて

 ライフサインズ公式コメントに依るとカルーセルの冒頭のソロはギターではなくニック・ベッグスに依るチャップマン・スティックでのソロだそうでしてコレには結構度肝を抜かれたモノでした。ソロ終盤の三全音でハモらせるのはハーモナイザー的なピッチ・エフェクトではないかと思うんですが、トニー・レヴィンのクリムゾンでのエレファント・トークの様に、スティ…

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80年代中期の悩ましいスラップ・ベース・サウンド

 時は1985年。私のブログを継続してお読みになられている方なら1985年という年は頻度が多く出現するのでありますが、その大きな理由のひとつに私が人生初のCDプレイヤーを手にした時であるからという物がありまして、カセットテープの再生の様に巻き戻しや早送りをする必要がなく、ましてやカセットの頭出しなど常にヘッドがテープに接して速い回転で巻…

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GRP初期のデイヴ・ヴァレンティン

 私はこれまでマーカス・ミラー視点でのデイヴ・ヴァレンティンのソロ・アルバムを取り上げて来ておりますが、他にも過去にCD化されている「The Hawk」やらもあるんですが、このアルバムの場合はマーカス自身がまだまだ野暮ったい音の時期の頃でありましてマーカス・サウンドを堪能するにはオススメしにくいアルバムでもあったりするんです。

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ナベサダとマーカス

 嘗てはヤマハのバイクTOWNYにも起用され、資生堂では草刈正雄と共演していたナベサダこと渡辺貞夫。近年ではバイクのCMは珍しくありませんが、原付バイクを除いて日本国内におけるTV CMというのは規制されていたというのもあって、そんな中78年頃でしたか。そういう規制のかかる所でCMに起用される程知名度のあったナベサダだったワケであります…

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ダリル・トゥークスとマーカス・ミラー

 扨て、デイヴ・ヴァレンティンの初期GRP作品を語る上で避けることのできないアルバムをひとつ紹介しておくこととしますが、表題にある通り、ベースの視点から見た上での取り上げ方なのでデイヴ・ヴァレンティン本人を追究する方角ではないのはご容赦ください。マーカス・ミラー関連で取り上げていることなので(笑)。

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マーカス・ミラーの特徴的なプレイ

 2012年4月にはマーカス・ミラーの新作「Renaissance」というアルバムがリリースされるようでありまして、やさぐれプログレな私にしてみるとそういうタイトルはもはや別バンドをアタマの中で 描いてしまっているワケでありますが、そんな私とて四半世紀程前はマーカス・ミラー・サウンドとやらを追いかけていた事もありました。

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スラップ・ベース符割細分化の進化

 つい最近、ツイッターの方でスラップ・ベース関連の話題を語り合う事が出来たりしたのですが、例えばアクエリアス・スパークリングに本田選手が出演されているCMでは、近年あまり耳にするコトが無くなったスラップ・ベース・フレーズを聴くことのできる顕著な例なワケですね。それが亦、ガツン!と埋め尽くすタイプのガテン系なスラップなので、なんか嬉しくな…

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Got the acquiring the taste !? (2) ~ジェントル・ジャイアント~

 アルバム「インタヴュー」での同名タイトル曲「Interview」、加えて同アルバム収録の「Timing」「I Lost My Head」のベースの音はとても印象的でして、聴き比べをすればその差は歴然としておりますが、基本的なキャラクターとしては同一です。しかし乍ら歪み感は紛れも無く「インタヴュー」の方が色濃く出されてはいるものの、音の…

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ベースの原点

私のベース弾き始めというのは1980年頭というコトになるのでありますが、まぁ、巷じゃゲーセンは空前の大ブーム真っ盛り、ルービック・キューブ大流行、ジョン・レノンは暗殺されるわという時代。誰もがウォークマン(初代)を欲しがっていた時でした(笑)。

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ベース選び

私のベース選びというのは全く参考にならないかもしれませんが、ベースだからと言って重低音の成分だけがブンブン鳴るような音を欲しているワケではありません(笑)。

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お遊び人生

Kクリにおいて着信音ワーク始めてかなり月日が経過しますが、当初の着メロ3&4和音という黎明期においても私のアタマの中から、この曲だけはどうしても作りたい!というキモチは常々抱えていたモノがありましてですね、それが、スタンリー・クラークのアルバム「School Days」に収録の「Life Is Just A Game」。

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スピードボール

扨て、今回はスタンリー・クラークのブッチブチでゴリゴリなエレベのプレーの打ち込みを繰り広げているワケでありますが、まずは手始めに、ソロ・アルバム「Time Exposure」収録の「Speedball」から語ることに。

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LogicProで

扨て、ココんところスティーリー・ダンの「Deacon Blues」を題材に、楽理面の色々な側面を語っていたワケですが、ディーコン・ブルースを例に語ったのは、「たった2拍」という和声的には短い音価の世界にもアレコレ多くを語れるほどの複調的アプローチを見いだせるという所にあらためて着目していただきたかったワケであります。 短和音を基と…

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マーカス・ミラーのスラップ・ソロ「Bones Jive」

今回12月5日リリースのひとつに、ジョー・サンプルのソロ・アルバム「Spellbound」収録の「Bones Jive」を取り上げることに。 取り上げた部分はマーカス・ミラーのソロ部ですけどね(笑)。この曲は当時Live Under the Skyにおいても演奏された曲でもあるんでご存知の方は多いかと思います。 スラップ・ソ…

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マーカスは弾かなかった「Rag Bag」

11月7日リリース曲の内のひとつ「Rag Bag」。 この曲はデイヴ・グルーシンのソロ・アルバム「Mountain Dance」収録の曲ですね。ベースはマーカス・ミラーであります。 いわゆるこの曲のコア・フレーズを本来なマーカス君がユニゾンで攻めて来てもよさそうなんですが、弾かないんですなぁ(笑)。 おそらくデイヴ・グ…

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TIMEシャワーに射たれて

ちょっと前にもスラップ・ベースに関する話題を出した時に、久保田利伸の「TIMEシャワーに射たれて」のスラップ・リフについて述べたことがありましたが、折角なので作ってしまったという左近治。10月最後のリリースですね。 まだこの時代はJ-POPなどというコトバは世に存在していない時代(笑)。当時、私は久保田利伸こそは知ってはいても、そ…

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Muted Bassにみる第2部分音

ココ最近左近治は、ウォルター・ベッカーの「Circus Money」リリースを機にそのアルバム収録曲やら前作の「11の心象」の作品を手掛けているワケでありますが、ベッカーのベースとなると特徴的なのはミューテッド・ベース。 ベッカー本人が使用しているのはサドウスキーのJBモドキでありますが、今回の話題はサドウスキーだろうが他であろう…

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