扨て今回は、1970 年代に Allison Research が製作したダイナミックゲート「KEPEX(=キーペックス)」に見られる「サイドチェインでの帯域選択」を核とするゲート制御原理についてと、それを発展させた Solid State Logic(SSL)社のコンソール内蔵サイドチェイン機能との共通点とを、位相(位相応答・群遅延)という観点から明確にして行きたいと思います。
扨て今回は、スタンリー・クラーク(以下スタン)の特徴的な演奏を取り上げる訳ですが、中でも特徴的なひとつに挙げられるのは、スタン本人が「テナー・ベース」と称する [A - D - G - C] という、通常のベースの3弦であるA弦が最低音で標準的なベースのチューニングよりも完全四度高く調弦されたベースを能く用いてベース・ソロやリードを採る時のプレイにあります。