"クロスオーバー"の記事一覧

グリーンスリーヴスをふりかえる

扨て、3月20日リリースの曲はThe Sectionの2ndアルバム「Forward Motion」収録の「A Kind of Albatross」という曲であります。 この曲は、セクションのキーボードであるクレイグ・ダージの曲なのでありますが、楽理面において少々興味深い和声を聴くことのできる作品なので今回とりあげることに…

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セクション大魔王

え〜、ココんトコRocksichordの音にハマりまくっております左近治であります。扨て、クロスオーバーのさきがけとも言えるバンド「ザ・セクション」。まあ、西海岸サウンドにイナタさがまだあった頃から存在したバンドでありますが、ジェイムス・テイラーのバックを務めていたといえば判りやすいでしょうか!? ジェイムス・テイラーって…

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ぱるちど・あると

扨て、今回語る曲は「パルチド・アルト」という曲でありまして、原曲は我らがベルトラミのバンド、アジムスであります。 収録アルバムはというと、これまた名盤のひとつ「Light As A Feather」でありまして、このアルバムの中にNHK-FMの名盤組「クロスオーバー・イレブン」のオープニング・テーマである「Fly Over the…

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Need a カンカン帽♪

ジャズライフの最新号に目を通していたら、チック・コリアとジョン・マクラフリンのライヴ・アルバムの写真が載っていて「あ〜、またCD買わないと」と新たな物欲をそそられた左近治。それはともかく、いや〜流石にビッチェズ・ブリューやRTFの頃の人なのだから致し方ないかもしれませんが、チック・コリア先生、トシ取りましたね、と。聴き手の私だってジジイ…

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「ゴキブリの王様」

いまだ「50TA」(=狩野英孝)の興奮冷めやらぬ左近治なのでありますが、久々にテレビの音楽コンテンツでココロ持ってかれてしまったのでついつい冒頭から述べてしまっているのはご愛嬌というコトでご容赦願いたいと思います。 楽理的な知識など全くなくとも好きな異性に曲を作ってあげたい♪ そういう思いというのは多くの人が抱いている「秘め…

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音楽を取り巻く環境

扨てと、2009年に入りハーフ・ディミニッシュ関連の話題にも少々力が入った解説をしてきたワケでありますが、チャーチ・モードの世界においても四声のハーフ・ディミニッシュは出現してきますので、それとの違いを明確に理解できるように敢えてパット・メセニーの作品である「Wasn't Always Easy」という楽曲を実例に出したワケですな。 …

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「Wasn't Always Easy」/Gary Burton&Pat Metheny 楽曲解説

扨て、2009年最初の左近治のKクリリリースとなります楽曲のひとつに、パット・メセニー作曲の「Wasn't Always Easy」という曲があるんですが、なにゆえこの曲を取り上げたのかというと、ハーフ・ディミニッシュト9thの使い方が顕著なので、メロディック・マイナー・モードの持つ情緒を学ぶには最適だと思いまして取り上げたワケでありま…

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和声にまつわるエレクトラ♪

な〜んか、「いきなりパフィーかよ!?」なんて思われるようなタイトル付けてしまいましたが、こういう茶目っ気を見せないと、先のフローラ・プリムの「I'm Coming for Your Love」のコード解析において間違って文章をアップロードしてしまった自分のアホ加減を誤摩化すコトなどできねぇ心境なワケであります(笑)。 無論、懸案の…

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最近ボツになった重要な曲など

ウォルター・ベッカーの「サーカス・マネー」国内盤発売まで1週間を切りました(←しつこい♪)。 それはそうと、先のYMOの「テクノポリス」をリハーモナイズさせたアレはお試しいただけましたでしょうか!? 願わくば、毒ッ気の世界をこよなく愛する方々に強い不協和感を来すような響きにならないことを祈っております(笑)。 ココ最近…

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マハビシュヌ・オーケストラ「Miles Beyond」をリリースするにあたって

ローズのエグみ、箱鳴り感を残しながらもやたらと高域をギラつかせない重厚な音を残しつつ、ブーミー感を保つ。 長音ペダル踏み込んだ時の飽和感、とにかくやたらとキモチいいサウンド。7度の響きをこれでもか、とばかりに(いかにもギタリストが好みそうなヴォイシングですが)動かす動かす。 高域が艶やかに伸びるタイプのローズの音を好む人もお…

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胎児の夢/佐井好子

5〜6年くらい前にKクリでケータイサイトのショート・コメントでチラッと語った事があったような記憶のある佐井好子。アルバム「胎児の夢」は名盤なのでありますが、私が一番最初に耳にしたのは久保田早紀の「異邦人」がヒットしている最中の頃、叔父貴が「オマエはコレを聴け!」と差し出されたアルバムが「胎児の夢」。 夢にまで出て来ちゃいそ…

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なんちゃってアラン・ホールズワース

10月24日にKクリリリースの「EFX43」について解説します。 ついつい左近治は今回、ホールズワースっぽい曲を作ってしまったのでありますが、以前にもブログ用のサンプル曲でホールズワースっぽい曲を作ったことがありましたね。 まあ、あの後にとりあえずKクリリリース用にホールズワースっぽい曲でも作ってみるか!となりまして、今回の…

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ローズ名演

今思えばDX7が席巻していた時代とは何だったのかと自問自答してしまうほどDXサウンドは廃れ、エレピといえばいまだにローズが席巻している現在。 ウーリッツァーの立場を無視するな!という声もあるのは勿論判っておりますが、ローズのそれとはやはり数馬身以上の差は付けられているのが実情でありましょう。無論、ウーリの魅力もありますが。 …

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リチャード・アルダーソンのミックス

さて、本日はKクリにて2曲リリースされるワケでありますが、その内の1曲「Making Love To You」について。 この曲はグローヴァー・ワシントンJrのソロ・アルバム「Come Morning」収録のモノでして、国内のiTunes Storeでも購入することが可能となっておりますね。 グローヴァー・ワシントンJrと言…

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過去に大ヒットしたシンセサイザー

なんだかんだ言って「大ヒット」と形容するに相応しいシンセの代名詞となるとYAMAHA DX7という位置付けになるのでありましょうが、聞く所によればその後のKORG M1はもとより、KORG 01WはDXよりもヒットしたと言いますし、その後の「大ヒット」なるともはや存在しないのではないかと思える現在であります。 かな〜り昔に、左近治…

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エレピお試し

扨て、今日も懲りずにサンプルのデモでも用意すると致しまして、今回はちょっとセミ・バラード風のリフで攻めてみよっかな、と。 Rhodes20Compare3.mp3 今回のデモでは4小節ごとにエレピが変わります。コードチェンジは2小節ずつ変わりますんで念のため。 で、どちらか一方のエレピはですね、Logic Pro内蔵の…

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ミックス裏舞台

3月14日のリリース楽曲の概要については前回のブログで語りましたが、今回はin Depthな方向でハナシを進めてみようと思いますね。 ではまず「Kiska」から。 原曲は山下達郎作曲、坂本龍一編曲という曲ですね。坂本龍一の弾くポリムーグとおぼしきシンセのリフとローズ。今ではこういう演奏はなかなか聴くことは難しいのではないかと…

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ローズに酔う

 今週のリリース曲には幾つか「マジ曲」がありまして、ローズに注力しております。  ローズに注力するとは言ってもスティーリー・ダンの「Cousin Dupree」の歌詞に見られるような「アレでナニな」ローズではなく(あちらはroseですね)、エレピのRhodesです。  まあ、お医者さんごっこやOREO(=黒人男性2人+白人女…

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たまにゃRhodesに酔いしれる

そもそもDX7が出現してから練習スタジオに備えてある鍵盤はガラリと変容してしまいました(笑)。ごく普通にSuitcaseやMkIIなんて見たものでしたが、その後M1や01Wに置き換わっていったワケでありましたっけ(笑)。 しかし01Wの頃になると、モノホンのRhodesが姿を消していたにも関わらず音はトコトン求められるようにニーズ…

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ジェフ・ミロノフに酔いしれる

最近左近治がやっていたマジ曲のひとつにジェフ・ミロノフが参加している某曲がありましてですね、この人のシングル・ノート・カッティングは非常に好きな左近治であります。 先日リリースしたKYLYNの「Mother Terra」のハウス・バージョンのギター・リフだってA Taste of Honeyを意識して作ったものの、この手のリフはや…

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