「Sick Leave」って



いや〜、相当な話題だと実感するワケでありますが、Steve Jobs sick leaveで検索をかけると、出るわ出るわスティーヴ・ジョブズの「医療休暇」のニュースが。

まあ、英語についてチト述べさせていただくと、この場合の「leave」とは「去る」という意味ではなく「休暇」という意味ですね。

有給休暇だと「annual leave」とか、夏期休暇だと「summer leave」とか言ったりしますもんね、向こうの社会では。だからこそ今回の「sick leave」とは「傷病休暇」という意味になるのでありましょう。老婆心ながら取り敢えず語ってしまいました(笑)。

会社の内規に沿った「休暇」だということは一目瞭然なのでありますが、180日ほど取得できる休暇とは日本だとどうでしょうか?結構長いというのが私の実感なのでありますが、配当金は病欠に関係しないでしょうし、1ドルの給与しかもらっていないジョブズだから可能なことなのかは判りませんが、気になるニュースではありました。

仮にジョブズが現場を退いたとしてもOS Xはかなり成熟してきましたし、その後も大丈夫だろうとは願ってはおりますが、いずれにせよ「GUIの具現化」という点において特筆すべき突出したヴィジョンを抱いている稀有な方であるので、同様のヴィジョンをイメージできる人がどれほど社内にいるのかが明確に伝わってこないのも、マーケットやメディアが気にする部分ではあるでしょう。

OSを使っていくユーザとしてはどこかのOSのような混乱は起こさないでしょうから脇道逸れずに巧い事やってほしいなと思うばかり。一応、左近治とてMacユーザではあるものの、Windowsユーザでもあるワケですので、その辺りも誤解のないようご理解いただきたいな、と思います。

音楽制作がMacを中心に、コンシューマ・レベルにおいてもWindowsで大半の事が出来てしまうほど、パソコンというのは深く根付いているワケでありますが、音楽制作をするにあたってパソコンが無ければ出来ない、という風に音楽を身につけてはいけないことだと思っているんですな。

第三者に音楽を伝えるのに最良の方法は、私にとっては出音ではなく、楽譜こそがキモだと思っております。

楽譜というものが全てを包含した情報ではありませんが、情報がスムーズに伝わるという点において、やはり楽譜というものから離れることができないワケです。

仮に、楽譜の読めない出音重視の人が居たとして、その人がきちんと出音から全ての音を判別してくれれば申し分ないのですが、この手の人というのは大概は耳コピが不十分だったりする人が多く(笑)、結果的に楽譜が必要となってしまうようなコトが多いんですね(笑)。だったら最初から楽譜で音捉えてくれよ!と言いたくなります(笑)。

ただ、私のバンドのメンバーにおいては楽譜は全ての人間が読めるのでひとまずは安心なのでありますが、楽器がないと楽譜の音が理解できないという人というのも実は結構足を引っ張ってくれたりするものなのでタチが悪かったりします(笑)。

音を具現化する、というシーンにおいてはそれらが全て楽器の発する音でなくても構わないワケですが、オーディオ信号の測定レベル方面でもクオリティを保っている音を用いながらアンサンブルを構築したりする場合、果たしてそれで出来上がった音に全てを注力して音楽を作れる人って、DAWユーザの中でどれくらいいるのかな?と勘繰ったりするコトもあります(笑)。

その手の取りこぼしに気付かない人が和声面においてどれだけ興味を抱いているのかは判りませんが、いずれにせよ楽曲の構造を見抜くことが出来るくらいではないといけないのではないかなーと思う左近治であります。その根幹こそに、本来の「伝達すべき情報」があるのではないかと信じてやみません(笑)。