服毒
え〜今回は、ごくありふれた素材を基に、どれほど毒ッ気の世界と親和性があるものなのか、という事をテーマにサンプル曲を用意してみたのでそちらをまず聴いてもらいたいんですな。
再生できない場合、ダウンロードは🎵こちら
「普段から楽理面で大風呂敷拡げてるクセしてこの程度かよ!」
ってな揚げ足取らないで下さいね(笑)。作っている私とて恥ずかしくなるくらい全く手をかけていない程の音の処理といい、ヒドイもんですが、そこはそこで笑うトコロなのでヨロシクお願い致します♪
キーはとりあえずDm。コード進行はこーゆー風にしています↓
Dm9 --> G7 --> Dm9 --> Gm9(-5) --> C7(-9) --> Fm9 --> Ebm9 --> E7(+9)/G# --> G7 --> A7(-9)
とりあえず注目してもらいたい部分は上記の4つ目のコード「Gm9(-5)」。まあ、つまるところハーフ・ディミニッシュト9thですな。つまりはメロディック・マイナー・モードに寄り添うことのできる(このコードはメロディック・マイナー・オンリーのコードではありません)コードですな。
曲の方は、なにやら単音シンセ・ブラスのサブ・メロディっぽい動きをしている旋律がありますが、「E7(+9)/G#」の所ではこのサブ・メロディ取っ払ってしまってエレピとベースで構築される響きを聴いていただいても構いません。
ココは便宜上「E7(+9)/G#」と記していますが、E音はどこにも用いておりません。サブ・メロディ除けばG#dim△9ってな具合で遊んでいるんですな。とはいえ、一応はE音をオミットしてはいても「E7(+9)/G#」を想起しているため、サブ・メロディ的な役割のシンセ・ブラス音は♭13th音であるC音を絡めつつ、エレピは9th音とマイナー3rdとの長七、さらに直後にナチュラル13th音と7thでエレピは半音ぶつけをして楽しんでいるのであります。
ヴォイシングでもっと工夫する必要はありますが(笑)、お聴きになられた方が「オレならこうする!」という風に考えてもらいたいので、敢えて毒をも隠すのではなく判りやすく提示した例ですので、本来自分の楽曲に活かす場合はきちんと熟考を重ねる必要があると思います(笑)。一応わざとやってますんでその辺りはご容赦を。
元の調性の情緒を深く感じさせつつ、ときたま毒をちりばめて7thコードにおいて短九、つまり♭9thの音を用いてドミナント・モーションをより強固にさせているという進行です。
私の場合は、普段はどちらかといえばドミナント・モーションを極力回避して別の解釈で浮遊感のある調性の解釈を楽しもうとしている向きがあるので、今回のこういうアレンジは真逆のアプローチとも思えますが、ごく普通にありふれた感じの曲調において、毒ッ気をちりばめるとそれがどう聴こえるのか?という所に注目してもらいたいんですな。
まずはこーゆー響きから耳が慣れていくと、その内こういうアプローチではない方で毒操るコトできますよ!ってな事で今回は敢えて苦渋の決断でこのようにしております(笑)。
三日三晩、全く寝ずに考えて作りました!ってな手塩にかけたサンプル曲ならいざ知らず、三日三晩どころか3分30秒程度で考えだしたようなコード進行で大変申し訳なく思っている次第で、ある意味では今回の反省点はココになってしまうのかもしれませんが、ごくありふれた世界での説明が必要ではないかと心のどこかで思い描いていたんですな。
これまでの話題で、極端とも思えるほどバイアス振ってしまうと、理解を求める時の例える表現が難しくなってしまうんですな。ただでさえ冗長な左近治ブログでは、一旦適当な所で、判りやすい例をちりばめた方がイイと思いまして(自分自身も文章タイプしていてそっちがラク)、このようにしてみたというワケです。
ヘソで茶が昇華するほどのサンプル曲でありますが、これくらいすり寄らないとダメかなと思いまして(笑)。
まあ、そんな曲においても9度を多用することによる内声での長七音程の辺りとか、短九を用いることによるそれらの情感やらを今一度確認していただければ幸いですな。ヘッポコなりに一応考えてはいるんですが、各パートのヴォイシングはサブ・メロディとかなりぶつかっておりますので、この辺りは少々時間かけた方が良かったかな、と反省しきりです(笑)。
再生できない場合、ダウンロードは🎵こちら
「普段から楽理面で大風呂敷拡げてるクセしてこの程度かよ!」
ってな揚げ足取らないで下さいね(笑)。作っている私とて恥ずかしくなるくらい全く手をかけていない程の音の処理といい、ヒドイもんですが、そこはそこで笑うトコロなのでヨロシクお願い致します♪
キーはとりあえずDm。コード進行はこーゆー風にしています↓
Dm9 --> G7 --> Dm9 --> Gm9(-5) --> C7(-9) --> Fm9 --> Ebm9 --> E7(+9)/G# --> G7 --> A7(-9)
とりあえず注目してもらいたい部分は上記の4つ目のコード「Gm9(-5)」。まあ、つまるところハーフ・ディミニッシュト9thですな。つまりはメロディック・マイナー・モードに寄り添うことのできる(このコードはメロディック・マイナー・オンリーのコードではありません)コードですな。
曲の方は、なにやら単音シンセ・ブラスのサブ・メロディっぽい動きをしている旋律がありますが、「E7(+9)/G#」の所ではこのサブ・メロディ取っ払ってしまってエレピとベースで構築される響きを聴いていただいても構いません。
ココは便宜上「E7(+9)/G#」と記していますが、E音はどこにも用いておりません。サブ・メロディ除けばG#dim△9ってな具合で遊んでいるんですな。とはいえ、一応はE音をオミットしてはいても「E7(+9)/G#」を想起しているため、サブ・メロディ的な役割のシンセ・ブラス音は♭13th音であるC音を絡めつつ、エレピは9th音とマイナー3rdとの長七、さらに直後にナチュラル13th音と7thでエレピは半音ぶつけをして楽しんでいるのであります。
ヴォイシングでもっと工夫する必要はありますが(笑)、お聴きになられた方が「オレならこうする!」という風に考えてもらいたいので、敢えて毒をも隠すのではなく判りやすく提示した例ですので、本来自分の楽曲に活かす場合はきちんと熟考を重ねる必要があると思います(笑)。一応わざとやってますんでその辺りはご容赦を。
元の調性の情緒を深く感じさせつつ、ときたま毒をちりばめて7thコードにおいて短九、つまり♭9thの音を用いてドミナント・モーションをより強固にさせているという進行です。
私の場合は、普段はどちらかといえばドミナント・モーションを極力回避して別の解釈で浮遊感のある調性の解釈を楽しもうとしている向きがあるので、今回のこういうアレンジは真逆のアプローチとも思えますが、ごく普通にありふれた感じの曲調において、毒ッ気をちりばめるとそれがどう聴こえるのか?という所に注目してもらいたいんですな。
まずはこーゆー響きから耳が慣れていくと、その内こういうアプローチではない方で毒操るコトできますよ!ってな事で今回は敢えて苦渋の決断でこのようにしております(笑)。
三日三晩、全く寝ずに考えて作りました!ってな手塩にかけたサンプル曲ならいざ知らず、三日三晩どころか3分30秒程度で考えだしたようなコード進行で大変申し訳なく思っている次第で、ある意味では今回の反省点はココになってしまうのかもしれませんが、ごくありふれた世界での説明が必要ではないかと心のどこかで思い描いていたんですな。
これまでの話題で、極端とも思えるほどバイアス振ってしまうと、理解を求める時の例える表現が難しくなってしまうんですな。ただでさえ冗長な左近治ブログでは、一旦適当な所で、判りやすい例をちりばめた方がイイと思いまして(自分自身も文章タイプしていてそっちがラク)、このようにしてみたというワケです。
ヘソで茶が昇華するほどのサンプル曲でありますが、これくらいすり寄らないとダメかなと思いまして(笑)。
まあ、そんな曲においても9度を多用することによる内声での長七音程の辺りとか、短九を用いることによるそれらの情感やらを今一度確認していただければ幸いですな。ヘッポコなりに一応考えてはいるんですが、各パートのヴォイシングはサブ・メロディとかなりぶつかっておりますので、この辺りは少々時間かけた方が良かったかな、と反省しきりです(笑)。