YMO名義の「Plastic Bamboo」考察

 扨て、私はYouTubeに於て坂本龍一の初期作品である「Plastic Bamboo」をYMO名義で演奏された『ライヴ・アット紀伊国屋ホール1978』のテイクを基に譜例動画のデモを制作した事もあり、その解説を兼ねて坂本龍一の初期作品にしばしば見受けられる「完全和音および下部付加音(=オンコード)」の解釈の差異を語っておく事は看過できぬ…

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「riot in Lagos」(坂本龍一)にみる微分音活用例

 坂本龍一の微分音活用に関する話題をあらためて語る事に。前回も「iconic storage」を取り上げたので記憶に新しい所だと思いますが、その時に「riot in Lagos」も一緒に取り上げなかった理由は微分音の取扱い方が異なるからであります。「微分音」を取扱っている楽曲ならば総じて何もかもが同じ所に収斂する訳ではありません。 …

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