セブンイレブン店頭の暖簾に見られる商業印刷用楽譜としてのDoricoの浸透 2025年12月31日 2025年師走。今年も残す所あと僅かとなり、年を越せば「丙午(ひのえうま)」。もう、私ほどの年齢になると、2年がそれまでの1年位の長さに感じてしまえる程に時が流れる物でありますが、街の喧騒をよそにふとセブンイレブンのコーヒー欲しさで店に立ち寄る。 続きを読む
ハーモナイザーの移り変わりとShimmerディレイ考察 2025年12月28日 嘗て《ハーモナイザー》という呼称はEventide社のH910でパテント取得となっていた為、その素晴らしいネーミングは商業的に他が使う事は出来なかったという過去があります。今でこそ他社は平然と使う事が出来る様になった物ですが、それでも私からすると隔世の感があるものです。 本記事での「ハーモナイザー」とはEventide社のみならず、ピッチエフェクトを総称して用いますが、製品名として固有…続きを読む
Doricoでクロススタッフ(異なる声部を跨いだ連桁)を可能にするには!? 2025年12月07日 扨て今回の話題は久々のDoricoについてでありますが、《クロススタッフ=異なる声部を跨いだ連桁》とは何ぞや!? と思われる方が居られるでしょうし、《大譜表ならフツーにできますけど!?》の様に受け止める方も居られるかと思います。ハイ、ピアノの様に同一プレーヤーによる物でしたらフツーにできます。それは判っているのです。続きを読む
スティーリー・ダンの楽曲「Aja」に見られる《巫山の雲雨》の隠喩 2025年12月06日 扨て今回は、スティーリー・ダン(以下SD)の歌詞の暗喩について語って行こうと思うのですが、先般私がブログで井上陽水の「夢の中へ」の歌詞の暗喩について語っていた事もあり、これを機に語って行こうかと思います。 続きを読む
《陰影分割》概念の力学的根拠と「寄生振動部」の定義(Effective vs. Residual String-Length Partitioning) 2025年11月29日 前回の《押弦応力》に続いて、今回は弦楽器、特にエレキ・ギター&ベースの弦振動を例に、弦長の《陰影分割》の副次振動区間として生ずる《寄生振動》の抑制の実際について語ろうと思います。続きを読む
弦楽器に於ける張力変動の再考察─《押弦応力に基づいて》─ 2025年11月21日 扨て。弦楽器、特にジャズ/ポピュラー音楽での演奏実践に於て「テンション」と呼ばれる感覚的・物理的指標は、屡々多くの誤解と混乱の元となり広く誤謬を生んでしまって来た物であります。続きを読む
井上陽水「夢の中へ」に見受けられる《偽終止》の示唆 2025年11月19日 井上陽水の楽曲である『夢の中へ』は、曲調の爽快感と明るさに加え、希望に邁進する前向きな歌詞と、さり気ない陽水のソフトな口調(敬語である)との相乗効果で非常に肯定的なポップ・ソングとして捉えられ、カヴァーも多い楽曲であります。 続きを読む
マーカス・ミラーのベース・ソロを解説(Instant Relief / Tom Scott) 2025年11月18日 2025年11月11日の「ベースの日」に合わせてYouTubeにて譜例動画のアップを企図していた私でありましたが、その譜例動画というのがトム・スコットのライヴ・アルバム『Apple Juice』収録の「Instant Relief」でのマーカス・ミラーのベース・ソロでありました。取り敢えずは無事にアップロードに至ったので、譜例動画の解説記事として楽曲を小節順に説明して行こうと思います。 …続きを読む
サイドチェイン制御型ゲートにおける位相整合的動作原理 ── Valley People KEPEX および SSL ダイナミクス回路の比較分析 ── 2025年10月25日 扨て今回は、1970 年代に Allison Research が製作したダイナミックゲート「KEPEX(=キーペックス)」に見られる「サイドチェインでの帯域選択」を核とするゲート制御原理についてと、それを発展させた Solid State Logic(SSL)社のコンソール内蔵サイドチェイン機能との共通点とを、位相(位相応答・群遅延)という観点から明確にして行きたいと思います。続きを読む
冨田悠暉(=トイドラ)制作動画の10の誤り 2025年10月24日 本記事は、YouTubeで『音楽ガチ分析チャンネル』を運営する冨田悠暉(=トイドラ)が披露している動画 '「53平均律」のカンタンな使い方 ' の動画内で語られている《10の誤り》について誤りを詳らかにするものである。 続きを読む
自己免罪的倫理転回 (Self-exonerating Ethical Displacement)──謝罪回避と道徳的擬態の修辞分析── 2025年10月21日 【概要】 本記事は、本来謝罪すべき立場の者が、自身の非を認めないまま衆人の賛同を得られるように倫理的言説を展開し、恰も「道徳的観察者」として倫理を客観視して傍観者を振る舞うことを《自己免罪的倫理転回》として定義するものである。 この手法は責任回避、認知操作、倫理的優位の演出という三層構造となるレトリックを包含するものでもある。続きを読む
Dorico Pro 6.1アップデートに伴うEtude Elementsインストール・エラー解決策(Mac) 2025年10月02日 Dorico Proが6.1にアップデートされて、色々と細かな部分でなかなか気の利いたアップデートとなっているのですが、そうした所に触れるよりも先ずはインストール・エラーに遭遇している人がかなり多いのではなかろうかと思うので、その辺りの解決策を語っておこうかと思います。 続きを読む